新潟県立海洋高校の「ごっつぁんカレー」 今また話題に
高校生が企画・開発に加わった商品については、これまで何回も紹介してきました。
今回、紹介する新潟県立海洋高等学校の「ごっつぁんカレー」もその一つ。
その名のとおり、海洋高校相撲部3年生3人が2019年度企業実習で商品開発したもので、イカやホタテ、エビをふんだんに使ったシーフードカレーです。
2020年の販売開始から約10万食を売り上げたという人気商品で、売上の一部は、海洋高校相撲部の後援会に寄付され、遠征費や合宿所の食費として活用されています。
この「ごっつぁんカレー」、同校の卒業生で日本体育大学在学中に2年連続アマチュア横綱となった大の里(二所ノ関部屋)が、5月14日初日の大相撲夏場所で初土俵を踏むことで今、改めて注目を浴びています。
ちなみに大の里は初日のデビュー戦は黒星となりましたが、16日にプロ初白星を挙げました。大の里が活躍すればカレーの売り上げもますます伸びるのでは...と期待されています。
「ごっつぁんカレー」 は、同校のキャリア教育支援を通じて海洋高校のPRと水産振興を図る「糸魚川版デュアルシステム」(糸魚川市産学官連携事業)を運用して設立された『株式会社能水商店』のホームページから購入できます。
新潟県立海洋高等学校(新潟県糸魚川市)
1898(明治31)年に地域の熱い期待を担って地元の尋常高等小学校で「水産」授業が開始されたことに遡る歴史ある高校です。
水産資源科(資源育成コース・食品科学コース)、海洋開発科(海洋技術コース・海洋創造コース)の2学科・4コースを設置。
2021年度より文部科学省マイスター・ハイスクール(次世代地域産業人材育成刷新事業)の指定を受け「地方創生に挑戦する学校」を目指し、6次産業化に取り組んでいます。
マイスター・ハイスクールとは
専門高校等と成長産業化に向けた革新を図る産業界等が一体となり、地域の持続的な成長を牽引し、絶えず進化する最先端の職業人材育成を推進し、成果モデルを示すことで、全国各地で地域特性を踏まえた取組を加速化させることを目的とした「マイスター・ハイスクール事業」を令和3年度より開始しました。先進的な取組を行う専門高校等をマイスター・ハイスクールに指定し、実践研究を行うもので、指定期間は原則3年間です。
(文部科学省サイトより抜粋)
関連ホームページ情報
・マイスター・ハイスクール事業2年目報告書(新潟県立海洋高等学校/pdf)
・糸魚川市産学官連携事業(海洋高等学校)(糸魚川市)
・ごっつぁんカレー(株式会社能水商店)
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