東京工業大学が総合型・学校推薦型選抜で143人の「女子枠」導入
7月19日のブログ「理工系学部入試の『女子枠』名古屋大学や富山大学で実施」で、両大学が2023(令和5)年度入学者選抜から女子枠での募集を始めるという話題を取り上げました。
その際、各大学の入試における「女子枠」は拡大していくのか....と記しましたが、11月10日、東京工業大学が「総合型・学校推薦型選抜で143人の『女子枠』を導入」すると発表しました。
この発表が大きな驚きをもって受け止められたのはその人数の多さです。
例えば、2023年度(2023年4月入学者)から女子枠を導入する富山大学が8人、名古屋大学が6人という募集人員であるのに対し、東京工業大学では2024年4月入学者の入試では4学院(学士課程)で58人の女子枠を導入。2025年4月入学者の入試では2学院で85人の女子枠を導入します。また、富山大学、名古屋大学は一部の学部学科(コース)での導入ですが、東京工業大学では全大学規模で行われます。
大学によると、最終的に、全学院の女子枠の募集人員は計143人になり、これは学士課程1学年の募集人員1,028人の約14%に相当します。
男女問わず出願できる「一般枠」も合わせると学士課程の女性比率は約13%から20%以上になる見込みだとのことです。
なお、今回の発表では2024年度中を目処としている、東京医科歯科大学との統合後の医療系学部の取り扱いについては触れられていません。
関連ホームページ情報
・総合型・学校推薦型選抜で143人の「女子枠」を導入(東京工業大学)
・国立大学法人東京工業大学と国立大学法人東京医科歯科大学の統合に向けた基本合意書を締結(東京工業大学)
・国立大学法人東京医科歯科大学と国立大学法人東京工業大学の統合に向けた基本合意書を締結(東京医科歯科大学)
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