高専女子対象「高専GCON2021」コンテスト開催
高等専門学校の女子を対象とした新たなコンテスト「高専GCON(高専GIRLS SDGs×Technology Contest)」を開催することが、国立高等専門学校機構から発表されました。同コンテストは日頃の研究や学習の成果を基にSDGsの視点で社会課題解決を図る技術開発を提案するというものです。
コンテストにプレエントリーする高専生を対象に、複数回のオリエンテーションをオンラインで開催。有識者、協賛企業、高専OB等の協力で、参加高専生に未来の研究者・技術者としてより成長する機会を提供。参加者はコンテストの中で「学ぶ・創る・発信する」の3ステップを経験します。
本選進出チームは、2022年1月22日にオンラインで行われる本選(成果発表会)で動画によるプレゼンテーションを行い、審査が行われます。
なお、同コンテストは来年の「高専制度創設60周年記念」に向けたプレ大会として開催されます。高専が創設された1962(昭和37)年の学校数は19校、学生数は3,375人(うち女子は35人)、女子の割合は1%でした。直近のデータでは21%となっています(下段をご参照ください)。
関連情報(国立高等専門学校機構)
・高専GCON(高専GIRLS SDGsnbsp;×nbsp;Technology Contest)
・GCON2021<参考事例>女子高専生たちの取り組み・活躍
・KOSEN女子学生の活動紹介
高等専門学校データ
高等専門学校は実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関。全国に国公私立合わせて57校あり、学生数は53,699人。うち、女子学生数は11,236人(21%)となっています。ナレッジステーションは「日本の高等専門学校」ホームページを開設しています。高等専門学校の学科一覧もご紹介しています(設置が最も多いの学科は機械工学科。全国27校の設置を見ることができます)。
就職希望者就職率はほぼ100%。令和2年3月の高等専門学校卒業者は9,769人。うち、5,795人が就職しています。なお、進学者は3,690人となっています。
以下は高等専門学校の特色(文部科学省のホームページ)からの引用です。
高等専門学校特色のひとつは「卒業後、更に高度な技術教育を受けるための専攻科(2年間)を設置」。多くの高等専門学校には専攻科があります。専攻科は5年間(商船学科は5年6ヶ月)の本科を卒業後、更に2年間より高度な技術教育を行います。専攻科を修了すると独立行政法人大学評価・学位授与機構の審査を経て学士の学位(大学学部と同じ)を得ることができます。専攻科への進学のほか、大学に編入学することもできます。
令和2年の高等専門学校からの大学編入学者は2,290人(うち、女子学生302人)となっています。
高等専門学校データ参照:令和2年度学校基本調査(文部科学省)
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