2020年度大学・短大入試 志願者減少もAO、推薦の入学者は増加
文部科学省から2021年3月31日、2020年度(令和2年度)国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要が発表されました。大学、短大とも志願者数や志願倍率は減少したものの、AO入試(現:総合型選抜)や推薦入試(現:学校推薦型選抜)の入学者数は増加しています。
画像は文部科学省のホームページ情報を事務局が2021年4月3日、スクリーンショットしたもの
大学の志願者数は4,942,966人(国立355,405人、公立160,311人、私立4,427,250人)で、前年の5,041,943人より98,977人減少(国公私立大学共)。志願倍率も全体が8.1倍(前年度8.3倍)、国立は3.7倍(同4.0倍)、公立は5.0倍(同5.3倍)、私立は8.1倍(同8.3倍)と下がりました。
一方でAO入試、推薦入試の入学者は国公私立大学共に増加。
AO入試の入学者数は、65,041人(国立4,106人、公立1,089人、私立59,846人)で3年連続で増加。AO入試を実施する大学も国立60、公立36、私立511と3年連続で増加しています。入学者全体に占める割合は、国立が4.2%、公立が3.3%、私立が12.1%、全体で10.4%でした。
推薦入試の入学者数は、239,364人(国立12,089人、公立8,386人、私立218,889人)で3年連続で増加。入学者全体に占める割合は国立が12.4%、公立が25.3%、私立が44.4%、全体で38.4%でした。
私立大学では全入学者のうち、AO入試による入学者数が12.1%、推薦入試が44.4%で合わせると全体の半数を超えています。
短期大学の入学志願者数は、73,915人(公立5,378人、私立68,537人)で、前年度と比べて公立・私立とも減少。志願倍率は公立が2.1倍。私立が1.3倍でした。
AO入試の入学者数は、14,093人(公立152人、私立13,941人)で、昨年度より増加しています。AO入試を実施する短大は公立11校、私立260校です。入学者全体に占める割合は、公立が5.9%、私立が30.4%、全体で29/1%でした。
推薦入試の入学者数は、26,390人(公立1,138人、私立25,252人)で公立は増加しましたが、私立は減少しています。入学者全体に占める割合は公立が44.2%、私立が55.0%、全体で54.5%でした。
数字は2020年(令和2年)5月1日現在で集計したものです。
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