新高専:神山まるごと高等専門学校(仮称 2023年4月開学予定)
全国で58校目となる高等専門学校が2023年4月、徳島県に開校する予定です。
校名は「神山まるごと高等専門学校」(私立高等専門学校)。設立準備に向けて2020年11月に一般財団法人神山まるごと高専設立準備財団が設置されました。
開校の地となる徳島県名西郡神山町は、高齢化率が50%近くという過疎地域ですが、サテライトオフィス誘致、企業誘致を行い、地方創生のロールモデルとして、注目されている町です。その町に「町と町民、民間が協働してつくる、次世代型高専」を目指して誕生するのが、神山まるごと高等専門学校です。
「神山まるごと高専」設立プロジェクトを開始のプレスリリース(2019年6月21日)には以下のように紹介されています。
「神山まるごと高専」は、技術習得だけではなく、それを活用して社会に変化を生み出す力、起業家精神を持った人材を育てる「次世代型高専」です。本日開催された神山町全員協議会での説明を終えて、町・町民・民間の3者協働による「神山まるごと高専」設立プロジェクトとして、本格的に始動いたします。
「利己的に学び、利他的に実現する」という教育方針のもと、プログラミング・IT・AIといった最先端技術、デザイン・アート、心理学・哲学、論理的思考やディベートなど幅広いカリキュラムに加え、神山という町全体を学びの実践の場としてとらえ、地域住民との協働や在学中の起業などを通じて、より実践的な力を身につける探究型学習を行います。
また、「神山まるごと高専」は、同校の開校資金に企業版ふるさと納税が適用予定とのこと。プレスリリースには「本件が盛り込まれた地域再生計画が、徳島県神山町から内閣府地方創生推進事務局などに提出されており、現在審査中です。認可が下りれば、日本で初めて企業版ふるさと納税による学校設立が実現します。」と記されています。
新しい地域創生の形として、各方面からも関心を集めそうです。
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