元日馬富士が横綱では異例の大学院修了へ(ニュース拾い読み)
「大相撲の元横綱・日馬富士のダワーニャム・ビャンバドルジ氏が今春、城西国際大大学院を修了予定」との記事(スポーツ報知:2月16日)が目に留まりました。
ビャンバドルジ氏は2019年4月より城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科で学び、この度、『新モンゴル日馬富士学園」創設プロジェクト-全身全霊で行う小中高一貫教育-」の修士論文を提出。日本語で約7万字にもわたる論文は、指導教授からも高評価と得たといいます。
(同氏は横綱引退後、母国のモンゴルでは2018年9月から小中高一貫の私立学校「新モンゴル日馬富士学園」を開校し、理事長に就任しています)。
記事によれば、同氏は「モンゴルや日本をはじめ、社会に貢献する人材を育てたい」「私は日本を手本にしている。日本の大学や社会、育成を理解して、親しみを持ってね。今、海外の大学へ行く子が多いので、その中で日本を選んで勉強してほしいというか。(日本だけでなく)もちろん、いろんな選択肢がありますがね」と語っているとのことです。
ちなみに平成2年度学校基本調査によると、外国人留学生(学部生)は83,254人。うち、モンゴルからの留学生は698人です。
大学院で学ぶ力士は他にもいます。
大相撲初場所で初優勝した西前頭筆頭の大栄翔は現役大学院生関取。昨年4月から日本大学大学院総合社会情報研究科(通信制)に入学し、「ファミリービジネス」を学んいます。さらに2月20日、元安美錦の安治川親方が、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士課程1年制)に入学したというニュースも飛び込んできました。
人生100年、学び直しやセカンドキャリアというワードを耳にする機会が増えてきました。社会経験を積んでから大学や大学院で学ぶという人は今後、ますます多くなるように思えます。
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