食糧支援や学内アルバイトで学生の生活をサポート
長期にわたる新型コロナウイルスの影響で仕送りやアルバイトがなくなったり、減ったりするなど、多くの学生が生活費の工面ができずに困っている状況が続いています。そんな経済的に困窮する学生に対する学校の支援。大学事例を調べてみました。
大学が学内アルバイトで学生を支援
弘前大学は、1月29日の学長定例記者会見において、学生支援として「学内アルバイトの創出」すると発表。学内アルバイトによる現金収入を生活費の一部にして修学の継続してほしいとの趣旨で1500万円の予算を計上するとのことです。
他にも学内バイトの枠を拡大するなど、学生を経済的に支援する大学はあちこちで見られますが、コロナ渦以前から学内アルバイトの形で学生を支援する大学もあります。
例えば、聖学院大学では「学内アルバイトができる環境」を提供。授業の合間に大学内でアルバイト...大学の様々な場所で学生が活躍しています。
働きながら学びたい人を応援する
東京電機大学では工学部第二部「はたらく学生入試」を実施。昼間は同大学の東京千住キャンパスの「学生職員」として働き給与を得ながら、夜間は工学部第二部で学ぶというものです。
東洋大学でも、第2部・イブニングコース(夜)を第一志望とする受験生を対象に「独立自活」支援推薦入試を実施しています。
その他
一週間ほど前、「筑波大学が学生へ合計20トンの食料無料配布」というニュースが「20トンってすごすぎる!」と話題になりました。
筑波大学のホームページ「新型コロナに係る学生への食料支援事業」についてのご報告」には「、地域の企業・法人様をはじめとし多くの企業の方々、卒業生の皆様方、教職員などから、お米7トン、カップラーメン24,000個、白菜・キャベツ各500個以上を含む農産品、その他パスタ、お菓子類など、総量にして約20トンのご支援をいただきました」とあります。
学生の生活をサポートする制度には奨学金や学校独自のさまざまなものがあります。
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・新型 コロナウィルス感染症の影響で学費等支援が必要になった学生のみなさんへ(文部科学省)