大学生の就職内定率69.8%(前年同期比7ポイント低下)
2020年11月18日
厚生労働省と文部科学省は11月17日、それぞれのホームページで「令和2年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)」を発表しました。発表された概要は次のとおりです。カッコ内は前年同期比
-就職内定率の概要-
‣大学(学部)は69.8%(7.0ポイント低下)
‣短期大学は27.1%(13.5ポイント低下)
‣大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では67.1%(7.1ポイント低下)
‣大学等に専修学校(専門課程)を含めると64.8%((7.9ポイント低下)
新型コロナウイルス禍で経済が大きな打撃を受け、就職活動も難しいという状況を受け、リーマン・ショック後の2009年のマイナス7.4ポイントに次ぐ下落となりました。
内定率
大学の内定率は、国公立大学が男子70.6%、女子73.3%、私立大学が男子68.3%、女子70.1%。文系理系で見ると、理系74.5%に対し、文系68.7%と、文系がより厳しい状況にあるようです。
また、高等専門学校は93.8%(2.4ポイント低下)と他の学校種に比べて減少幅が小さかったのに比べ、短期大学は27.1%(13.5ポイント低下)、専門学校は45.5%(14.9イント低下)と大きく減少しています。
短大や専門学校においては、保育園や幼稚園などの職場実習がコロナ禍で大きく遅れていることも影響していると見られています。
ホームページ案内(外部ページ)
・令和2年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)(文部科学省)
・令和2年度大学等卒業予定者の就職内定状況(10月1日現在)(厚生労働省)