大学入試 11月1日より学校推薦型選抜の出願開始
「学校推薦型選抜」(昨年度までの推薦入試)の出願が11月1日から始まりました。
多くの国立大学、公立大学では11月2日より出願受付開始、締切は11月5日〜10日と出願期間は1週間程度となっています。
一方、東京工業大学(12月16日〜12月18日)、一橋大学(2021年1月25日~2月5日)といった独自の出願期間を設けている大学もあります。
私立大学の出願期間は大学によってまちまちです。
学校推薦型選抜は一般選抜に次ぐ規模の選抜方式で、国公立大学では全体の95%以上の大学が実施しています。
私立大学では100%近くの大学で学校推薦型選抜を実施。入学者比率が40%以上を占めていて、今や一般選抜と並ぶ入試の大きな柱といえます。
今年度はコロナ禍で「今後も入試日程や方法に変更が生じるかもしれない」、「大学入学共通テストの時期にインフルエンザと新型コロナウィルスが同時に流行していたら...」など不安要素も多く抱えています。そのような状況下で例年以上に「早く合格を決めたい」との思いから学校推薦型選抜への出願者が増えると見られています。
選抜方法においても面接をオンラインで実施する、実技試験の代わりに動画を大学宛に送る、リポート提出など変更が見られるため、受験生や保護者、高校サイドからは心配の声が多く上がっています。
文部科学省では「令和3年度大学入学者選抜におけるオンラインによる選抜実施について(依頼)」の通達を出し、各大学に配慮を求めています。
そんな中、全国高等学校長協会では上記の通達の趣旨と異なる実態があると10月22日、文部科学省に対して「今年度の大学入学者選抜の実施状況について(要望)」を提出しました。
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・今年度の大学入学者選抜の実施状況について(要望)(全国高等学校長協会)