静内農業高校の生徒が育てた1歳馬、2500万円で落札
日本で唯一 高校の競走馬生産と育成
北海道静内農業高等学校は日本の公立高校として唯一、競走馬の種付け、生産、育成を行っている高校です。先日、同校の生産科学科馬コースの高校生が育てサラブレッドが、北海道新ひだか町で行われた「2020北海道市場サマーセール」で2500万円(税抜き)の高額で落札されたとのニュースが様々なメディアで大きく取り上げられました。
生徒たちが「健叶(けんと)」と呼んで育てていたこの仔馬は、早ければ来年夏にも競走馬としてデビューする見込み。競走馬としての名前の一部を生徒が決める予定だそうです。
同校が生産したサラブレッドは何頭もいますが、一番、有名なのは2002年生まれの「ユメロマン」(リンクはwikipedia)でしょうか。2005年のデビュー戦で1着となり、「高校生の生産馬が勝利」などと報じられました。ユメロマンは中央競馬で3勝を挙げた後、引退。その後、静内農業高等学校に戻り、同校馬術部で後進の指導馬として活躍...との記事も目にしました(今でも元気でしょうか?)。
静内農業高等学校ではこの春、あの名馬 ディープインパクトの孫も誕生。星翔(ライト)と名付けられた仔馬は、来年8月のサマーセールに向けて生徒たちが一生懸命世話をしています。
ホームページ案内(外部ページ)
・2020北海道市場サマーセール参加報告(北海道静内農業高等学校)
デジタル版高校情報
・静内農業高校(食品化学科、生産科学科)案内書(2020年度-PDF)
追記
静内農業高校の他にも、全国には魅力的な農業高校がたくさんあります。
かなり前の記事(2009年12月号)となりますが、農林水産省のWebマガジン「aff(あふ)」では、「特集1 若い力 ‐農業高校は、いま‐」のタイトルで農業高校の特色ある授業などを紹介しています。