「DCON2020」東京高専チームが最優秀賞を受賞
2020年8月28日
「全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(高専DCON)」は、高専生が日頃培った〈ものづくりの技術〉とAI(人工知能)分野で特に成果を出す技術〈ディープラーニング〉を活用して、企業評価額を競うコンテストです。
全国の高専とモンゴルの高専から応募があり、書類審査等を経て11チームが8月22日の本戦に臨み、最優秀賞に東京工業高等専門学校(東京都八王子市)のチームが選ばれました。
DCONのホームページによると、東京工業高専の「:::doc(てんどっく)」は、印刷された文字と点字の相互自動翻訳を視覚障がい者自身で行えるシステム。テクノロジーを使って情報アクセス不平等をなくす、社会的意義の高い取り組みが評価された結果とのことです。
2位は、高品質の柑橘類育成支援システムを開発した鳥羽商船高等専門学校(三重県鳥羽市)。3位の佐世保工業高等専門学校(長崎県佐世保市)は、水揚げされた魚の魚種を高速で判定するシステムを構築しました。
表彰時には企業から高専生へ「すぐにでも共同開発をはじめたい」「ぜひ就職を検討してもらいたい」などの提案がされる場面もあったとのこと、上位3チームは企業評価額5億円という高い評価を得ました。
「DCON2020」本選の様子は、NHK教育テレビジョン(Eテレ)『サイエンスZERO』で2回にわたり放送予定です。
日時 第1回 9月6日(日)23:30〜 / 第2回 9月13日(日)23:30〜
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