新型コロナウイルスの影響下の授業実施状況(文科省)
文部科学省は2020年6月5日、全国の大学・高等専門学校(以下、大学等と表記)1,069校の再開状況について調査結果を公表しました。6月1日時点で、1,066校において授業(面接・遠隔を共に含む)が実施されていて、授業を延期・中断中としているものは3校(公立2校・私立1校)と少数だったことがわかりました。
授業を実施していると大学等のうち、約6割の641校は遠隔授業によってのみ授業を実施と回答。面接授業と遠隔授業が併用されている大学等は322校、感染拡大の防止に配慮しつつ、学生を通学させて行う面接授業が実施されている大学等は103校でした。
特に国立大学では遠隔授業が63校(73.3%)、面接・遠隔を併用が23校(26.7%)、通学(面接授業)のみを実施した大学は0校と、講義・授業のオンライン化が進んでいることが分かります。
遠隔授業によってのみ授業を実施している学校において、一部で面接授業を開始する予定の時期は179校が6月前半、153校が6月後半、66校が7月中と回答しています。
また、全面的に面接授業を開始する時期については、約5割が検討中、約2割が8月以後の時期としています。6月前半、6月後半、7月中に開始すると答えた大学等は、いずれも1割未満でした。
一方、専門学校では、回答のあった2,186校のうち、6月1日時点で授業(面接・遠隔を共に含む)を実施しているのは2,133 校、授業を延期・中断している学校は53校(全て私立)で、約98%の学校において授業(対面・遠隔をともに含む)が実施されています。
授業を実施していると学校のうち、約5割の1,069校は感染拡大の防止に配慮しつつ、生徒を通学させて行う対面授業を実施。面接授業と遠隔授業を併用している学校は877校(約4割)、遠隔授業によってのみ授業を実施している学校は187校で1割弱でした。
なお、6月1日時点で授業を延期・中断していると回答した53校も、全て6月前半に授業を開始予定としています。
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