コロナにより困窮する学生へ…大学も独自の緊急支援実施
新型コロナウイルスの感染拡大が社会全体に与える影響は、日を追うごとに深刻になっています。
引き続き、学校再開の目処が立たない地域も多く、学習の遅れを危惧する声はもちろんのこと、ここにきて経済的に困窮しているという話があちこちから聞かれるようになっています。
学生団体「高等教育無償化プロジェクトFREE」が行った調査では「新型コロナ感染拡大により大学生らの約6割がアルバイト収入が減ったり、なくなったりした。調査に答えた学生の13人に1人が、大学を辞める検討を始めている」という厳しい状況を伝えるニュースも流れました。
大学生による大学の学費減額を求める署名活動も活発になり、160以上の大学に広がっているといいます。
そんな中、大学も独自に支援を始めています。
明治学院大学は「在学生全員に5万円支給」「特別奨学金による救済措置」「春学期学費の納入期限延長」を発表しました。早稲田大学は新型コロナウイルス感染症拡大に関する総額5億円の学生緊急支援を行うといいます。
また、獨協大学では「2020年度獨協大学遠隔授業支援特別奨学金」全学部生・大学院生に10万円を給付するなど、オンライン授業等に伴う学生の負担軽減のため、特別奨学金を給付する大学もあります。
在学生には大学から個別に連絡が入るかとも思いますが、学生の皆さんも在学する大学に問い合わせてどのような支援が受けられるのかを確認し、申請してください。
新型コロナウイルスによる経済的困窮が原因で、退学に追い込まれる学生が生まれないことを願っています。
ホームページ案内(外部ページ)
・新型 コロナウィルス感染症の影響で学費等支援が必要になった学生のみなさんへ(文部科学省)
・学費減免など求める署名活動 160大学に広がる 新型コロナ(NHK)
・【退学しないで!第2弾】奨学金以外にも使える大学生・専門学校生の生活費支援【現金給付・公的貸し付け】(Yahoo! JAPANニュース)
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