「高専プロコン2019」 東京工業高等専門学校が初の3冠
全国の高専生がプログラミングの腕を競う「全国高専第30回プログラミングコンテスト」(高専プロコン)が、宮崎県都城市で10月13日〜14日に開催されました。プロコンは、情報処理技術者におけるアイデアと実現力を課題部門・自由部門・競技部門の3部門に分かれて競うもので、3部門全てで東京工業高等専門学校が優勝、3冠に輝きました。高専プロコン史上、3つの部門の最優秀賞を同一校が受賞したのは初めてです。
今年のテーマは「IT革命 起こすっちゃが」。課題部門のテーマは「ICTを活用した地域活性化」、優勝した東京工業高等専門学校は光学式文字読み取り装置(OCR)で書類を点字に翻訳し、印刷するシステムを開発しました。また、松江工業高等専門学校(島根県)がマイクロソフトのゴーグル型端末「ホロレンズ」の複合現実(MR)技術を使い、車いすでも楽しめるゲームを開発、特別賞を受賞しました。
東京高専の自由部門のタイトルは「Gulliver Blocks -VRで新しい創造体験を-」。ブロック遊びで作ったミニチュアを仮想現実(VR)空間で拡大して体験できるというものです。主管校となった都城工業高等専門学校 (宮崎県都城市)は災害避難訓練で一人ひとりの位置情報をもとに避難行動を採点できるシステムを開発し、自由部門で企業賞を受賞しました。
なお、今年は台風19号の影響で本選参加を辞退した高専もありました。
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・高専プログラミングコンテストで東京高専チームが3部門全てで最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞(東京工業高等専門学校)
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