都立高校、スマートフォンなどの学校への持ち込みを容認へ
2019年6月25日
東京都教育委員会は6月20日、「学校における情報通信端末の取扱いについて」とする資料を公開、今まで持ち込み禁止としていた情報通信端末(スマートフォン、タブレット、パソコン及び携帯電話等)の都立学校への持ち込みを容認するとしました。なお、ここでいう都立学校とは、都立高校、都立中等教育学校、都立中学校、都立特別支援学校を指します。
2009年に、都教育委員会は「都立高校、都内公立小・中学校への情報通信端末(携帯電話等)の持込み禁止」の通知を出していましたが、この度、この通知を廃止としたものです。
都教育委員会の資料には「学校へのスマートフォン等の持ち込みを一律に禁止するのではなく、必要に応じて、学習指導や安全確保のために適切に活用できるようにする」とあり、その背景を次のように解説しています。
◎高校生(都立高校・中等教育学校後期課程)のスマートフォン利用率が97.3%であること(*)
◎学校の授業において、スマートフォン等の活用が有効
◎登下校時の安全確保や、災害時の安否確認の際に、スマートフォン等の活用が有効
(*)都教育委員会「平成30年度 児童・生徒のインターネット利用状況調査」結果から
東京都以外の道府県では、どのような対応をとっているのでしょうか。
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