千葉大学、グローバル人材育成戦略の推進に…授業料約10万円増
2019年6月19日
千葉大学は、2020年度から取り組む「千葉大学グローバル人材育成"ENGINE"」の実現のため、2020年4月入学生より学部、大学院とも授業料を約10万円引き上げると発表しました。
同大学のホームページには「千葉大学グローバル人材育成戦略の推進と授業料改定について」として下記のように掲載されています。
千葉大学が2020年度から取り組む「千葉大学グローバル人材育成"ENGINE"」では、"学部・大学院生の全員留学"を目指し、留学プログラムや留学支援体制を一層強化するとともに、外国人教員の増員等による教育改革や、留学中でも科目履修が継続できる教育環境整備等を行ってまいります。
本学ではこれまで様々な経費節減や新たな自主財源の捻出等に努めてまいりましたが、このプランの実現のためにはどうしても新たな財源の確保が不可欠であることから、2020年4月入学者より授業料を改定することといたしました。
千葉大学では、この安定的財源を基にグローバル社会に通用する課題解決能力と多様な価値観を備えた人材の育成を今後更に加速させてまいります。また同時に、志ある学生が本学で学ぶ機会を失うことのないよう、学生の経済的支援の充実にも更に配慮してまいります。
千葉大学の現在の授業料は、文部科学省が省令で定める標準額は53万5800円ですが、2020年4月入学生より省令で定める上限の64万2960円となります(学部・大学院・専門法務研究科を除く専門職学位課程)。
国立大学が標準額を上回る値上げをするのは、東京工業大学、東京芸術大学に次いで3例目です。