学校の誕生と移り変わり。大学歴史沿革紹介
インターネットの学校訪問。編集室はほぼ毎日、学校ホームページにアクセスしています。
大学の場合、最近は「総合案内サイト」に加えて「受験生サイト」を設ける例が増えている。動画案内も増えている。歴史沿革紹介も増えている。こんな印象を持っています。
歴史沿革情報は、学校の誕生と変遷をよく知ることができるものです。実例(コメントは大学情報)から一部をご紹介いたします。
慶應義塾大学
1858年(安政5年)、福澤諭吉、藩命により江戸築地鉄砲洲の中津藩中屋敷内(現在の東京都中央区明石町、聖路加国際病院のあたり)に蘭学塾を開く。これが慶應義塾の起源(歴史沿革のページへ)
種智院大学
種智院大学は、天長5年(828)弘法大師空海の創設された「綜藝種智院」を起源とする学校です。 「綜藝種智院」は真言密教の思想をもって、社会に貢献する人材の育成を目的とした我が国最初の庶民に開かれた私立学校であったといわれています(歴史沿革のページへ)。
聖心女子大学
聖心女子大学は、聖心会(Societas Sacratissimi Cordis Jesu)という教育修道会を設立母体としています。聖心会は1800年にマグダレナ・ソフィア・バラという一人の若い修道女を中心として、フランスのパリに誕生しました。女子教育に対する創立者の前衛的なヴィジョンはその後の時代の変化と社会のニーズに伴い、再確認され、2016年現在では全世界の約30カ国の147校の聖心に伝えられ、各姉妹校は互いに緊密な交流をはかっています。日本では1908年に最初の聖心の学校が開校、私立聖心女子学院が認可され、次いで1916年に前身となる私立聖心女子学院高等専門学校が開校しました(歴史沿革のページへ)。
東京工業大学
東京工業大学は、1881(明治14)年に東京職工学校として設立されました。開国から間もない明治初期、産業技術の近代化を推進するべく人材の育成が急務であった時代背景のなかで、欧米の先進的科学技術を取り入れた工業技術教育の制度整備が順次行われていきました。その先駆けとして、1873年に工部省の工学寮工学校がわが国最初の国立工業学校として設立されます(1877年工部大学校、1886年東京大学に合併)(歴史沿革のページへ)。
東京電機大学
1907年(明治40年)TDUは夜間学校から始まった
2人の青年技術者、廣田精一と扇本真吉が開設した夜間の「電機学校」が、東京電機大学の始まりです。廣田と扇本は、日本が将来“技術立国”になる夢を抱いて、科学者・技術者の養成に取り組みました。2人の大志「後世、科学技術の総本山たらん」は、教師と生徒たちによって脈々と受け継がれ、今日に至っています(歴史沿革のページへ)。
東京都市大学
東京都市大学の歴史は1929年(昭和4年)に創立された武蔵高等工科学校から始まります。以降、武蔵高等工業学校(1942年)、武蔵工業専門学校(1944年)、武蔵工業大学(1949年)と校名を変更。そして、学校創立80周年を迎えた2009年(平成21年)、東京都市大学に校名を変更し今日に至っています。東京都市大学が創立来掲げる建学の精神は「公正」「自由」「自治」。この建学の精神を受け継ぎながら歴史を紡ぎ、創立90周年(2019年)、創立100周年(2029年)に向けて、特色ある教育・研究を東京都市大学は展開しています(歴史沿革のページへ)。
早稲田大学
早稲田大学の前身は、1882(明治15)年10月21日に創設された「東京専門学校」です。
創立者・大隈重信の別邸が東京府南豊島郡早稲田村にあり、また校舎が同郡戸塚村にあったことから「早稲田学校」「戸塚学校」とも呼ばれていましたが、最終的には「東京専門学校」と名付けられました(歴史沿革ページへ)。
大学の歴史沿革ホームページ案内
ナレッジステーションの大学歴史沿革案内の一部はセレクションとしてご紹介しています。6月は津田塾大学、大東文化大学、法政大学を日本の大学のさまざまなページからご紹介しました(下記は大学案内ページ群での表示例)